左利きの融心さん

御先祖様を探し始めた若僧です

家系図作成記その11(失踪した祖父)

本部の電話受付の方へ

謹啓

新緑の候、皆様ご清祥にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。

この度はお忙しい中、祖父T彦についてお調べ頂きありがとうございました。御過分の心遣い恐縮に存じます。

祖母も、存命中にT彦のことを知る事ができ安心しております。

私自身は、僧籍のある身ですので、自身の手で御供養をと思っていました。しかし、祖父が心から信じ、波瀾万丈な人生の中で最後に本当に大事な人との繋がりや人の心の慈悲深さに気づいたからこそ、義理の母親と永代供養を申し込んだのでは無いかと思いやめました。本の憶測にしか過ぎないかもしれませんが、祖父の永代供養はとても大きな真事実でした。宗派や人それぞれ信仰するものは違えど、信仰心というものは綺麗で素敵な一生の宝では無いかと思います。私は祖父から、その綺麗な心を持つと言う遺伝子を引き継いだのだと思い、嬉しくも思いました。

コロナが収束しましたら、是非とも墓所へ参詣させて頂きたく思います。

末筆ながら、皆様の御健康と益々のご発展を喪心よりお祈り申し上げます。

 

融心